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パソコン用パーツの選び方

パーツ選択のポイント

パソコンケースの選び方

パソコンケース

ポイントは、冷却と静音性といった機能面と、精度と厚みといった品質です。

まずは冷却性ですが、冷却重視であればパッシブダクト搭載のケースを選択しましょう。近くにパッシブダクト搭載のパソコンがあればダクトへ手をかざして欲しいのですが、手をかざすと空気がパソコンの中へ吸い込まれているのがわかると思います。

パッシブダクトで新鮮な外気を取り込み、リアファンで内部の熱を排出するため、冷却性に優れています。

しかし、ダクトがあると内部の騒音は外部へ漏れてしまいます。静音性を高めるためには、極力ダクトを減らし、密閉度を高める必要があります。

そのため、静音性重視の場合はパッシブダクト非搭載のケースを選択しましょう。劣る冷却性はケースファンを付けることで補います。

次に精度と厚みです。安いケースは精度が悪く、組み立てても若干の隙間があったりします。サイドパネルも薄くてペラペラです。冷却重視の場合は精度の悪さからくる隙間も、サイドパネルの薄さも利点になりますが、静音重視の場合は極力良いものを選びましょう。

今までの経験ですと、大体1万円前後を境に品質は良くなっていきます。

簡単に品質の目安を計るには、ケースの大きさと重さに注目です。大きさと比較してあまりに軽いものはそれだけ鋼材が使われておらず、剛性に欠けてしまいます。この手のケースは極力安価に済ませようとしているので、工作精度や搭載されている電源も品質が悪い場合が多いです。

例えば・・、電源非搭載モデルの3R-C7689は約6.5Kgです。安価な某電源搭載モデルは約5.8kgとなっています。

電源は1.5〜2kgぐらいするので、3R-C7689と比べてケースがいかに軽いかわかります。この重さだと搭載されている電源も軽そうです(良い電源は大型のヒートシンクや部品が多く使われていて、それなりに重いです)。

当店が安価な電源搭載モデルをオススメしていなかったり、基本構成に電源を選択している理由です。

オススメ

冷却性重視なら パッシブダクト搭載の3R SYSTEM製3R-C7689
COOLERMASTER製 CM690

Silver Stone製 SST-PS01B
など。

静音性重視なら
Antec製 SONATA IIISONATA DESIGNER
Abee製 SC430T
Abee製 SC430T

オススメにはオススメマークを付けていますので、参考にして下さい。

SOLO Whiteを選ばれるのであればSONATA DESIGNERの電源搭載モデルがお得ですね。
SONATA DESIGNERはEA-500とそこそこ品質の良い電源を搭載しています。

電源の選び方

電源

ポイントは、使用コンデンサのメーカーと耐熱温度、CPUやビデオカードに電力を供給する12Vラインのワット(アンペア)数、電源変換効率です。

電源の選択はBTOパソコンでもっとも難しい問題です。CPUを頭脳に例えると、電源は心臓にあたります。
そのため、極力品質の良い電源を使うことが望ましいのですが、性能に直結しないためワット数のみ気にしがちです。

電源の品質は性能には直結しませんが、製品寿命に直結します。電源は意外と壊れやすいパーツで、しかも電源が壊れると他のパーツまで一緒に壊れてしまう可能性が高いので注意が必要です。

BTOでは価格を抑えるために品質の低い安価な電源が使われることが多いので注意しましょう。

パソコンケースの選び方も参照下さい。

しかし、本当に品質の良い電源は、それだけで4〜5万円してしまいます。そのため、品質とコストのバランスを考えないといけません。

品質のポイントは、使用コンデンサのメーカーと耐熱温度、CPUやビデオカードに電力を供給する12Vラインのワット(アンペア)数、電源変換効率です。

エアフローを考えれば着脱可能なプラグ式かどうかも重要ですが、この辺は配線でどうとでもなるのであまり気にしなくて大丈夫です(当店にお任せ下さい!)。

まず使用コンデンサですが、一番良いのは日本製105℃です。逆に劣るのは海外製の85℃なんですが、日本製のコンデンサは高いのでそれだけ電源の価格も高くなります。

大体1万5千円〜ぐらいでしょうか。

コストとのバランスを考えると、105℃であれば問題ないとするべきでしょう。コンデンサの耐熱温度は製品寿命に直結するので85℃は避けるべきです。

次に12Vラインのワット(アンペア)数です。現在の電源の仕様では、12Vラインが消費電力の大きいCPUやビデオカードに電力を供給しています。そのため、総ワット数が大きくても12Vラインのワット数が低いと動作が不安定になったりします。

例えば、総出力が500Wでも某電源の12Vラインは350Wしかなかったりします。

総出力が400WのCORSAIRのCMPSU-400CXJPでも12Vラインは360Wあるので、CPUやビデオカードに消費電力の大きいモデルを使用するのであれば、某電源より総出力は少なくてもCMPSU-400CXJPの方が有利です。

当店ではできるだけ出力特性の高いモデルを取り扱っており、AntecのEA-500の12Vラインは408W、玄人志向のKRPW-V500Wは432Wになっています。

電源変換効率は、消費電力に直結します。消費電力以外にも、低発熱・高寿命(熱による劣化が少ない)というメリットがあります。

一番は80PLUS認証ですが、80PLUSは電源に対する負荷率が20%〜100%のときに80%以上の電源変換効率という厳しい基準をクリアしないと認められず、認証の電源は少ないです。

そのため、電源変換効率を高めるActive PFC(力率改善回路 )を搭載してあれば問題ありません。

ワット数は標準構成であれば総出力が400Wもあれば十分です。標準構成での消費電力実数値はアイドル 100W前後、高負荷 180W前後です。必要電力のほとんどを占める12Vラインは電源負荷率を70%以下に想定すると高負荷180W÷0.7=257W必要です。標準搭載電源の12Vラインは360Wと高出力モデルなので、クアッドコアや各種増設も余裕です。

電源の変換効率は50%前後の負荷率がもっとも良いとされておりますが(12Vライン360Wなら180W)、80PLUS認証の電源なのでアイドル時の低負荷状態でも効率に優れています。

HDDを1台足して、TVキャプチャーボードを足しても240Wほどで、400Wもあれば十分だと思います。

ビデオカードを上のクラスに変更したり、増設を多くされるのであればもう少し欲しいかもしれません。
ビデオカードを搭載せずにオンボードグラフィックのマザーボードを選択するのであれば、350〜380Wでも十分ですね。

ただし、12Vのラインには注意して下さい(当店取扱いのモデルであれば問題ありません)。

当店スタンダードモデルの標準電源はCORSAIRのCMPSU-400CXJPを使用しております。コンデンサは不明ですが80PLUSの認証を受け、12Vラインは360Wと標準以上の高出力を誇ります。

メーカー的にも信頼性が高く、3年保証が付いています。

その他オススメの電源は、玄人志向のKRPWシリーズです。

使用コンデンサは海外製ではありますがオール105℃で、12Vラインの出力は460Wモデルで408WとEA-500と同等です。電源変換効率は80PLUS認証のEA-500より劣りますが、500Wと560WモデルはActive PFCを搭載し、負荷率50%時の変換効率は500Wモデルで78%以上、560Wモデルは82%以上となっています。

Active PFCを搭載していない460Wモデルも電源変換効率は負荷率50%時で79%以上と高めです。
メーカーは玄人志向で保証期間は1年間と少ないものの、高品質で知られるEnhanceのOEM品です。

低価格のものよりもワンランク上で、高品質のものと同様か若干劣るといったところでしょうか。
品質とコストのバランスに優れたモデルです。

もう少し予算があればやはりCORSAIRですね。CMPSU-400CXJP以上のモデルは日本製コンデンサを使用し、メーカー5年保証も付いています。

ケースも交換であればANTECの電源搭載型ケース、SONATAV・SONATA DESIGNERがオススメです。SONATAV・SONATA DESIGNERはEA-500を搭載しています。

ちなみに500W電源でも常に500W使用するわけではなく、必要電力+α(電源変換効率など)を使用しています。なので、容量の大きな電源を搭載しても消費電力はさほど変わりません。

消費電力は気にせず十分な容量の電源を選択しましょう。消費電力を重視するなら80PLUS認証に注目です。

オススメ

オンボードグラフィック CMPSU-400CXJP 80PLUS
9500GTクラス ビデオカード搭載 CMPSU-400CXJP 80PLUS / KRPW-V460W / EA-500 80PLUS
9600GTクラス ビデオカード搭載 EA-500 80PLUS / KRPW-V500W / KRPW-V560W
9800GTクラス以上 ビデオカード搭載 KRPW-V560W / CMPSU-550VXJP 80PLUS / CMPSU-650TXJP 80PLUS

電源搭載型ケース
9600GTクラス ビデオカード搭載 SONATAV・SONATA DESIGNER EA-500搭載

CPUの選び方

CPU

コスト重視でE5200、予算が許せばE8400 or E8500、高額クアッドならQ9550。

CPUはパソコンの頭脳であり、処理速度に直結しています。そのため、ちょっと背伸びしたグレートのCPUを選択することがポイントです。今ならQ9550でしょうか。コストパフォーマンスを重視するならE5400でも十分ですが、こまめに買い替え or 載せ変えをしないのであれば、現状で手が届く精一杯のCPUを選択された方が後悔が少ないです。
また、高い性能のものを選択した方が不満が少なく、結果的に長持ちします。

E8500でも良いのですが、これからの時代はクアッドコアが主流になっていきます。コア数は今後も増えていく見込みで、インテルのロードマップでは2010年前半にヘキサコア(6コア)のCPUが投入される見通しです。

高くてもクアッドコアを選択していたほうが、後悔は少ないと思います。

その中でも、Q9400の2.66Ghzよりも 2.83GHzのQ9550ですね。2.66GHzぐらいでは3.16GHzのデュアルコア、E8500より明確なアドバンテージが少なく思います。

以前から比べるとQ9550の値が下がったことでようやくクアッドコアの実用性が高まったと言えるでしょう。

あとは予算との兼ね合いです。コスト重視ならE5200もオススメです。E7400ならE5400かE8400の方が良いと思います。コスト重視でE5200、コストパフォーマンスでE5400、もう少し予算が許せばE8400 or E8500、高くなるけどクアッドならQ9550といったところでしょうか。

無理をしてCore i 7にしなくても良い

最近Core i 7という新しいCPUが発売されましたが、こちらはまだ価格が高く、マザーボードも新規格のものなのでC2D&C2Q用と比べると高くなっています。

Core i 7の大きな特徴はハイパースレッディングとメモリーのトリプルチャンネル対応で、クアッドコアをオクタコア(8コア)と認識します。ただ、その分消費電力も発熱も高く、付属のリテールクーラーの大きさはC2D用と比べるとかなり大きいです。

参考:Core i7は最下位モデルでもCore 2の最上位を凌ぐ:ITpro
参考:4Gamer.net ― 衝撃再来なるか?「Core i7」プロセッサのレビューを掲載(Core i7)

最近の市場動向は省電力&低発熱で、当店ではもう少し技術が成熟し、少なくても発熱がクリアできれば or 2009年9月登場予定のメインストリーム向けCore i 5から対応しようと考えています。

Corei 5はCore i 7とはソケットの形状が違うので、マザーボードも現行のものよりもう少し安価になるのではないかと思います。

ちなみにPentium4 1.6Ghzで1時間20分ほど掛かっていたエンコードが、E8400では20分ほどで完了します。しかもネットや音楽鑑賞しながらの処理もまったく問題ありません。

この速さを知るともうPentium4には戻れないですし、今無理をしてCore i 7にしなくても良いかなと思っております。

CPUクーラーの選び方

CPU

CPUクーラーはCore 2 Duoを使用している場合、付属のリテール品でかまいません。

Core 2 Duoは消費電力も発熱も抑えられており、オーバークロックでもしない限りはリテール品で十分です。
また、大型のクーラーはケースと物理的干渉を起こす場合があるので注意してください。

大型のクーラーはホント大きいです(笑。
実物見て驚く方も多いので、サイズには十分注意してください。

また、オーバークロックは当店では保証対象外ですのでご注意ください。

メモリーの選び方

メモリー

XPだと1GB、Vistaだと2GB以上。

メモリーは情報の一時保管場所です。CPUで処理をされた結果をメモリーに保管し、さらに参照などしています。そのため、CPUがいくら高性能でも、メモリーの容量が少ないと情報を保管することができず、処理速度が遅れがちになってしまいます。
具体的な容量は、XPだと1GB、Vistaだと2GB以上がオススメです。

XPの場合

OSそのものが軽いのと、通常の状態ではメモリーをフルに使い切る機能がなく、ゲームなど高負荷をかける処理を長時間する環境でなければ1GBもあれば十分です。

これ以上積んでも無駄になる場合がほとんどですが、今は価格差も少ないので将来OSを変更することも視野に入れて2GB積んでも良いと思います。

Vistaの場合

逆にVistaは、Windows SuperFetch という機能が搭載されており、通常の状態でもメモリーをフルに使っています。使用頻度の高いプログラムをメモリーの空き領域に事前に記憶させる機能です。

そのため、2GBでも4GBでもVistaはフルに使用します。

また、Vistaは起動時に1GB超えのメモリーを消費するので、メモリー下限は2GBと思った方が無難です。2GBあれば何の問題もなく快適に動作しますが、今はメモリーの価格も安くなっているので、4GB積んでも良いかもしれません。

4GB積んでもVistaなら無駄にはなりませんからね。

ちなみにメモリーは転送速度の違いで規格があり、今主流のDDR2-SDRAMは400・533・667・800・1066と分かれています。数字が大きいほど高性能ですが、1066は最新のマザーボードでないと対応していなかったりします。

また、DDR3という高速の別規格もありますが、対応マザーが少ないことやDDR2と比べて価格が倍ぐらい高いのでまだあまり普及しておりません。

メモリーの品質は動作の安定に繋がるので、ノーブランドは極力避けましょう。突然のブルースクリーンや、起動が出来なくなったりとトラブルが発生する原因となります。当店ではメーカー永久保証のメモリーを使用しているのでご安心下さい。

オススメ

XP 1GB
Vista 2GB〜

HDD(ハードディスク)の選び方

HDD

価格差が大きくないので、少なくても160GB辺りを選択された方が無難です。

HDDは情報の記録場所です。そのため、容量は多ければ多いほど良いのですが、動画など大きなファイルを扱わないのであれば、120GBもあれば十分です。XPだと80GBでも十分かもしれません。
しかし、TV録画やDVD、ネットの高速化などによる動画サイトの台頭など、年々扱うファイルは大きくなる一方なのと、GBによる価格差がそれほど大きくないので、少なくても160GB辺りを選択された方が無難です。

特にVistaだとOSと使用プログラムだけで30〜40GBほどになることも珍しくありません。

また、大きなファイルを扱うのであれば極力大きいものを選びましょう。通常320GBもあれば問題ないのですが、場合によっては640GBや2台目を購入するのもオススメです。

性能的には回転数とディスク容量、キャッシュに注目です。HDDは内部でプラッタと呼ばれるディスクが回転しています。この回転数が速ければ速いほど、読み書きが速くなります。

しかし、回転が速ければ速いほど発熱も高くなり、ミニPCのMP965-DやMP-45Dでは7200rpmはメーカー保証外となっています。デスクトップモデルでは7200rpmで問題ありません。

プラッタの容量は、大きければ大きいほど読み書きが速くなり、枚数が少なければ少ないほど消費電力や発熱も抑えられます。キャッシュも大きければ大きいほど良いのですが、160GBでは8MBが主流です。

当店取り扱いのHDDはWestern Digital・Hitachi・Seagateで、極力プラッタの大きいモデルを提示しています。

マザーボードの選び方

マザーボード

ポイントは、グラフィック機能とIDEコネクタの有無、メモリーとPCIスロットの数です。

マザーボードはパソコンの機能を決めるパーツです。USBやSATA、IDEなど、各種コネクタの種類や数、メモリーやPCIスロットの数やグラフィックがオンボードなのか別途ビデオカードが必要なのかなど、マザーボードの仕様により使用・搭載可能な機能が決められます。
選択のポイントは、グラフィック機能とIDE・IEEE1394コネクタの有無、メモリーとPCIスロットの数です。USBの数も大きなポイントですが、USBは外付けハブもあるので特に問題はありません。

XPの場合

XPだとグラフィックはオンボードで十分です。ゲームなどされるのであれば別ですが、オンボードで十分快適に動きます。

Vistaの場合

逆にVistaだとオンボードでは若干不安が残ります。別途ビデオカード搭載がベストですが、オンボードであれば少なくともG965・G31・G35を使用したマザーボードを選択しましょう。

IDEコネクタはIDE接続のHDDを持っているときに必要です。旧式のパソコンはIDE接続のHDDが多いので、以前使われていたパソコンから新しいパソコンへHDDを移すのであれば、IDEコネクタの有無は注意しておきましょう。

IEEE1394コネクタもマザーによっては無かったりするので、使用される場合は確認をお願いします。

メモリーのスロット数はそんなに気にする必要はありません。2スロットでも4GBまで搭載することができますし、単純に枚数とGBを考えればいいだけです。たとえば4GB欲しいとき、2スロットに1GBを4枚は装着できないので、2GBを2枚積む、とかですね。

オススメ

オススメのマザーボードは、コストパフォーマンスで選ぶなら断然GA-G31M-ES2Lです。

メモリーとPCIスロットの数は少ないですが、メモリーは2スロットに合わせて選択すれば問題ありません。45nmプロセスルールのCPUや、High Defini Audioにも対応しています。

USBは背面4ポートと少な目ですが、ケースフロントに2ポート増設できますし、カードリーダーも内蔵してしまえば問題ないと思います。

グラフィックはオンボードグラフィックですが、ビデオカードを搭載することも可能で、XPだとオンボード、Vistaだと別途ビデオカード搭載など、選択肢も豊富です。

PCIスロット数に問題がなく、ローコストモデルであればGA-G31M-ES2Lで決まりですね。
ただし、デジタル出力(DVI-D)ではなくアナログ出力(D-sub)になるので注意して下さい。

逆にもう少しコストを掛けてもいいなら標準で使用しているGA-EP45-UD3Lです。こちらはGIGABYTE独自の品質規格Ultra Durable3に対応しており、従来の2倍の2オンス銅箔層、日本製固体コンデンサ、低RDS(on)MOSFET、フェライトコアを搭載し、より高効率で低発熱、高い耐久性と信頼性を実現しています。

P45モデルは何かと問題が多いようですが、とりあえずASUSやGIGAの売れ筋路線であればBIOSのアップデートで改善される場合が多いので無難ですね。

ビデオカードの選び方

ビデオカード

性能と発色のATI。安定性のNVIDIA。

ビデオカードは画像を表示するのに必要なパーツです。ビデオカードは種類が多く、選択のポイントがいくつもあるので、一つずつ考えていきましょう。
まずは、オンボードかビデオカードかの問題です。

Vistaの場合

Vistaではウィンドの描画などをグラフィックチップで処理しているため、チップに掛かる負担が大きいのですが、 G31クラス以上であれば何の問題もありません。

XPの場合

また、XPではウィンドの描画などはグラフィックチップではなくてCPUが担当していますので、ビデオカードよりも CPUにお金を掛けた方が快適に動作します。

動画関係では、最近普及してきたブルーレイの高画質動画も、最新のオンボードチップであるG45クラスであれば HD動画再生支援機能があるので問題なく再生することが可能です。

用途が2Dや動画再生ぐらいであれば、オンボードでも十分となります。

ただ、オンボードとビデオカードの性能の差は大きく、3Dベンチマークソフトの3DMARK06のスコアは G45でも9400GTの半分以下となっています。

性能に余裕を持たすためや、3Dゲーム等、3D関係を扱うようであればビデオカードは必須となります。

特に最近ではネットの高速化や家庭用ゲーム機の高性能化等によりパソコンでのゲームが身近なものとなり、 コアなものだけではなく、DSやWiiのような幅広い層が楽しめるようなゲーム、ゲーム要素を取り入れた学習ソフトなんかも出てきたりしており、3Dが身近なものとなってきております。

そういった意味ではビデオカードを搭載しておいた方が安心かも知れません。
そして、ここで問題となってくるのがビデオカードのチップとメモリの容量です。

チップメーカーについて

まずチップなんですが、チップメーカーはNVIDIAとATIが凌ぎを削っています。

一般的に、「発色のATI、ゲームのNVIDIA」と言われているのですが、今現在性能で選ぶのであればATI、 安定性ではNVIDIAに軍配が上がると思います。

ATIは昔からドライバ周りにクセがあり、「ベンチのATI」とベンチマークでは良い結果を出すものの実際の動作では そこまでパフォーマンスを発揮できない状態を揶揄されることもありました。

最近では大分良くなってきたとはいえ、3Dベンチマークソフトの3DMARK06ではフリーズ(応答なし)となることが多く、 何度が実行し直さなければいけなかったりします(NVIDIAだと一発起動)。

ただ、NVIDIAは9800GTX+をGTX250にリネームするなど、旧来のものを新しく見せる「リネーム商法」が目立ちます。
9800GTも8800GTのリネーム品だったりするんですよね。

ATIはメモリにGDDR4やGDDR5といった高速仕様の規格を採用したモデルもあり、性能面ではATIが 少し先に進んでいるような印象です。

性能と発色のATIを選ぶか、安定性のNVIDIAを選ぶかは好みで良いと思います。

チップの性能について

次にチップの性能ですが、動画再生で余裕を持たすぐらいであれば9400GT・HD4550クラスで十分です。
ライトな3Dゲームまでなら9500GT・HD4650クラス、本格的に3Dゲームを楽しむなら9800GT・HD4770クラス以上ですね。

9600GTやHD4670も3Dゲームを十分楽しめる性能があるのですが、ゲームの進化も早く、現在の最新ゲームは 9800GT・HD4770クラス以上が標準となってきています。

3Dゲームを楽しむようであれば、先を見て9800GT・HD4770クラス以上としておいた方が無難だと思います。

メモリについて

次にメモリの容量ですが、2Dだとメモリの必要容量は解像度×4(32ビット=4バイト)となるので 1920×1080でも7.9MB(1920×1080×4(B)÷1024(KB)÷1024(MB)=7.9MB)となるのですが、 3Dだとデータ量が一気に増え256MBでも足らなくなるケースが出てきます。

大体の目安としては、1280×1024で256MB、1680×1050で512MB、それ以上の解像度だと1GBですね。

ただこれにはチップの性能も関係してきて、例えば9500GTクラスに1GBのメモリを搭載しても、 そもそものチップが弱いので大きな解像度で3Dゲームを楽しむには向いていなかったりします。

1GBの容量を考えるのは、9600GT・HD4670クラス以上からで良いと思います。

メモリの容量は、コストパフォーマンスでは512MBがオススメです。ゲームでは解像度が選べる場合が ほとんどで、1280×720の解像度が標準的となっています。

256MBでは1280×720の解像度でもチップの性能をフルに発揮できない場合もあるのですが、 512MBであれば余裕です。

1GBは画質にこだわる人向けですね。あるいは、GTS250やHD4850以上のハイエンドビデオカードの 性能をフルに発揮させたい場合には1GBをオススメします。

最後に、基盤のサイズに気を付けましょう。

ATIのものはそれほど気にしなくて良いのですが、NVIDIAのGTS250以上は基盤サイズが266mmと長いものもあり、 ケースによっては入らない場合も出てきます。

266mmのフルサイズビデオカードを搭載する時は、奥行きの長いケースを選択するようにしましょう。

当店取り扱いメーカーの特徴ですが、GIGABYTEはオーバークロック、ELZAは静音と小サイズ、SAPPHIREは ATI専門による信頼性となっています。

GIGABYTEはオーバックロックモデルが多く性能は良いのですが、可変式のファンを採用しておらず、 ファンの音が大きめです。

GIGABYTEの製品であれば、ファンレスモデルかリファレンスクーラー(チップメーカー純正クーラー)モデルが オススメです。具体的にはGV-N26OC-896Hとファンレスモデルですね。

ファンレスだと音は問題ないですし、純正クーラーだとどのメーカーでも同じとなります。
ファンレスモデルはオーバークロックされていないのですが、GIGABYTEのファンレスは良く冷えると評判です。

音を気にしないのであれば、GIGABYTEはオーバックロックモデルが多く、クーラーにZALMANを採用したモデルも 多いのでオススメです。

音を気にするようであればELZAですね。当店取り扱いのモデルは全て可変式のファンを採用しております。
ただ、ビデオカードのファンはサイズが小さいので、高回転になればそれなりに音が大きくなります。

音を気にされるようであればファンレスモデルを選択するのが一番だと思います(GIGABYTEがオススメです)。

ELZAでのオススメは、GTS250モデルのGLADIAC GTS 250 512MBとGLADIAC GTS 250 1GBです。
価格はちょっと高めなんですが、可変式ファンなのは良いですね。個人的にはオススメ品です。

SAPPHIREは「ATIといえばSAPPHIRE」と言われるくらい有名なメーカーです。
メモリにGDDR4を採用したHD4670 11138-17-20Rや、HD4870 GDDR5のVAPOR-X 11133-16-20Rがオススメです。

オンボードの場合、Vista・XP共にG31チップを使用したGA-G31M-ES2Lマザーボードがオススメです。

ただ、GA-G31M-ES2Lはデジタル出力ができないのと、動画再生支援機能がないので、用途に応じて GA-E7AUM-DS2HやGA-EG45M-UD2Hを選択して下さい。

オススメ

XP ・VISTA 動画 / ゲームなし オンボードグラフィック GA-G31M-ES2L
Vista ・ 動画有り / ゲームなし オンボードグラフィック GA-EG45M-DS2H・GA-E7AUM-DS2H
XP&Vista ・ 動画 / ライトゲーム 9500GT HD4670
XP&Vista ・ 動画 / コアゲーム 9800GT以上・HD4770以上

ドライブの選び方

ドライブ

今はDVDマルチドライブを。Blu-Rayはもっと普及&価格が安くなってから外付け。

ドライブは選択肢が少ないです。今だとDVD±RW・DL±Rに対応したマルチドライブか、Blu-rayになると思います。
最近ようやくBlu-rayも普及しはじめてきており、将来的にはメインストリームになるとは思うのですが、まだまだドライブやディスクの価格が高いと思うので、この辺は用途や予算に応じてで良いと思います。

とりあえずDVDマルチドライブでBlu-Rayはもっと普及&価格が安くなってから外付けでも良いですね。
細かな読み書きの品質はドライブメーカーによって違うようですが、特に気にすることもないと思います。

ただ、静音なら断然DVR-S16Jですね。価格も高いですが、その分静かな仕上がりになっています。