パーツ選択のポイント
パソコンケースの選び方
冷却性と静音性は相反する要素
ケース選択のポイントは、冷却性や静音性といった機能面と、精度や厚みといった品質です。
まずは冷却性ですが、冷却重視であれば少なくてもパッシブダクトを搭載したケースを選択しましょう。近くにパッシブダクト搭載のパソコンがあればダクトへ手をかざして欲しいのですが、手をかざすと空気がパソコンの中へ吸い込まれているのがわかると思います。
パッシブダクトで新鮮な外気を取り込み、リアファンで内部の熱を排出するため、冷却性に優れています。しかし、ダクトがあると内部の騒音は外部へ漏れ、静音性に劣ります。
逆に静音性を高めるためには、極力ダクトを減らし、密閉度を高める必要があります。そのため、静音性重視の場合はパッシブダクト非搭載のケースを選択するようになりますが、ダクトが減ると今度は熱がこもりやすく、冷却性に劣るようになります。
フロントとリアにファンがあればある程度補えますが、それでも発熱の高いCPUやビデオカードを選択される場合は注意が必要です。
工作精度と厚み
次に工作精度と厚みです。安いケースは精度が悪く、組み立てても若干の隙間があったりします。サイドパネルも薄くてペラペラです。冷却重視の場合は精度の悪さからくる隙間も、サイドパネルの薄さも利点になりますが、静音重視の場合は極力良いものを選びましょう。
今までの経験だと、ケースと電源が別の商品で、大体1万円前後を境に品質は良くなっていきます。
簡単に品質の目安を計るには、ケースの大きさと重さに注目です。大きさと比較してあまりに軽いものはそれだけ鋼材が使われておらず、剛性に欠けてしまいます。この手のケースは極力安価に済ませようとしているので、工作精度や搭載されている電源も品質が悪い場合が多いです。
例えば・・、電源非搭載ケースの中でも安価な部類のGZ-X1は約6.8Kgとなっています。それに対し、当店では取り扱っておりませんが安価な某電源搭載ケースは約5.8kgとなっています。
電源は1〜2kgぐらいするので、GZ-X1と比べてケースがいかに軽いかわかります。この重さだと搭載されている電源も軽そうです(良い電源は大型のヒートシンクや部品が多く使われていて、それなりに重いです)。
当店が安価な電源搭載ケースを取り扱っていない理由です。
傷について
残念ながら小さな傷のないケースはおそらくないと思います。高品質で知られるCOOLER MASTERやANTECのケースでも小さな傷はございます。
これはもうしょうがないですね。外装の目立つ傷であれば代理店やメーカーへ返品交換をお願いしておりますが、あまり目立たない小さな傷の場合はそのまま使用しております。
小さな傷まで返品交換の対象にしてしまうと、ほぼすべてのケーが該当するようになってしまうためです。組み立て製品ということもあると思いますが、この辺は他の家電製品よりも劣っている部分だと思います。
誠に申し訳ありませんが、小さな傷に関してはご了承ください。
オススメは・・・
価格で選ぶならGZ-X1。この価格でフロント/リアに12cmファンが標準で付き、長いビデオカードにも対応しています。
冷却性ならCM690U Plus。質感、完成度ともに抜けています。前作CM690で不満のあった電源部分が改良され上部に移動、狭かった内部も奥行きが増したことで広くなり、うるさかったサイドファンも標準では付かなくなりました。rev2になってフロントIOがUSB3.0にも対応しています。
静音性ならSOLO。オーソドックス イズ ベストな1台です。厚みのあるサイドパネルに静音シートが標準で付いており、高い剛性と静音性を実現しています。工作精度も高く、シンプルなフロントマスクで長く定番ケースとして君臨しています。長いビデオカードは搭載できませんが、長いビデオカードは発熱も高い傾向にあるのでそもそも静音ケースには向いてないですね。
最近SOLOUが発売され、天板にダクトが空き冷却性能の強化と長いビデオカードが搭載できるようにはなりましたが、静音性といった観点からは劣化だと思います。また、3.5インチオープンベイが無くなり、カードリーダーの搭載が難しくなっています。
5インチベイやシャドウベイの数も減っているので、イマイチですね。進化というより退化な気がします。
その他、冷却性でオススメなのはNineHundred TWOとHAF922。NineHundred TWOはフロントに12cmファンを2つ搭載し、高い冷却性能を誇ります。フロント/リア/トップに標準で搭載されたファンはすべて3段階の速度コントロールが可能で、ここまで風量の強いケースは少ないです。
フロントやトップに大型のファンを搭載するタイプは大抵回転速度が低く設定されており、思うほどには風量がないことが多いです。その分騒音が少ないといった利点もありますが、速度調整で風量と騒音のバランスを選択できるNineHundred TWOがオススメです。
HAF922はHigh Air Flowの名を冠する冷却性能に優れた1台です。当店ではサイドパネルがアクリル仕様の日本版ではなく、メッシュ仕様のグローバル版を使用しています。アクリル仕様だとサイドパネルのダクトが塞がれ、ビデオカードへの外気の供給が出来なくなります。また、サイドファンも付けられなくなるので当店ではオススメしておりません。
全体の冷却性能では風量を調節できるNineHundred TWOには及ばない印象ですが、サイドパネルにビデオカードへのピンポイントな空気の供給が可能な12cmファンを取り付け可能なので、ハイエンドなビデオカードや2枚挿しにオススメです。
静音性ならSME-J01。SOLOと同じくシンプルな1台です。静音性や剛性ではSOLOに軍配が挙がりますが、SOLOよりも内部が広く、パネル/カバー素材にアルミを使用していることが特徴です。USB3.0にも対応しています。
あとはスタイルが格好良いPhantom、Chaser MK-Iなど。外見もケースを選ぶ重要なポイントですね。いつも目に見える部分なので、気に入ったデザインが一番です。
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OSの選び方
エディションの違い
ここでは、BTOパソコン向けに一般的なOSであるWindowsを前提にしています。
現在XPの生産終了に伴い、Windows7が一番人気となっています。Vistaもまだ購入できるのですが、ほとんどのお客様がWindows7を選択されるので当店では選択肢から外しております。
Windows7はVistaのマイナーチェンジ版なので、新しい方がオススメですね。
エディションは通常ならHomePremiumで問題ありません。XPモードが必要ならProfessionalになりますが、XPとWindows7は相性がキツいのでどこまで有効なのか疑問です。
データの暗号化や多国言語が必要ならUltimateになりますが、通常の使い方だとそこまで必要ないと思います。
参考
どのエディションが最適ですか。(マイクロソフト公式サイト)
32bitと64bitの選択
次にOSの仕様です。今までは32bitが主流でしたが、OSやアプリケーション等の巨大化に伴い、メモリーを多く積める64bitの人気が高まっています。以前は64bit環境は32bitほど整備されていませんでしたが、Windows7の発売から急速に整備され、現在ではほぼ問題がないぐらいに整っています。
ただし、古いアプリや周辺機器は64bit版が用意されていないこともあるので、過去の資産との互換性を重視するなら32bit、あらたに環境を作り直すなら64bitがオススメです。
注意点
Windows7とXPの相性はキツめです。これはカーネルと呼ばれる根本的な部分が大きく変わっているからです。
XP-NT5.x
Windows7-NT6.x
VistaはWindows7と同じNT6.xなのでWindows7との互換性は高く、乗り換えても問題は起きにくいのですが、XPからWindows7への乗り換えには注意が必要です。
周辺機器やソフト類がWindows7に対応してないと、ブルースクリーンや再起動を繰り返すなど、まともに使える状態にならない場合があります。とくに無線LAN関係でのトラブルが多いようです。
お使いの周辺機器やソフト類がWindows7に対応しているかご注意下さい。
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電源の選び方
電源は壊れやすく、非常に重要なパーツ
電源の選択はBTOパソコンでもっとも難しい問題です。CPUを頭脳に例えると、電源は心臓にあたります。そのため、極力品質の良い電源を使うことが望ましいのですが、性能に直結しないためワット数のみ気にしがちです。
電源の品質は性能には直結しませんが、製品寿命に直結します。電源は意外と壊れやすいパーツで、しかも電源が壊れると他のパーツまで一緒に壊れてしまう可能性が高いので注意が必要です。
BTOでは価格を抑えるために品質の低い安価な電源が使われることが多いので注意しましょう。
ケースについても参照下さい。
しかし、本当に品質の良い電源は、それだけで3〜5万円してしまいます。そのため、品質とコストのバランスを考えないといけません。
品質のポイント
品質のポイントは、使用コンデンサのメーカーと耐熱温度、CPUやビデオカードに電力を供給する12Vラインのワット(アンペア)数、電源変換効率です。
エアフローを考えれば着脱可能なプラグ式かどうかも重要ですが、この辺は配線でどうとでもなるのであまり気にしなくて大丈夫です(当店にお任せ下さい!)。
まず使用コンデンサですが、一番良いのは日本製105℃です。逆に劣るのは海外製の85℃なんですが、日本製のコンデンサは高いのでそれだけ電源の価格も高くなります。
大体1万5千円〜ぐらいでしょうか。
コストとのバランスを考えると、105℃であれば問題ないとするべきでしょう。コンデンサの耐熱温度は製品寿命に直結するので85℃は極力避けるべきですが、一次側のコンデンサは品質の良い電源でも85℃が使われていることがあります。
次に12Vラインのワット(アンペア)数です。現在の電源の仕様では、12Vラインが消費電力の大きいCPUやビデオカードに電力を供給しています。そのため、総ワット数が大きくても12Vラインのワット数が低いと動作が不安定になったりします。
例えば、総出力が620Wでも某電源の12Vラインは384Wしかなかったりします。
総出力が450WのCOOLER MASTER RS450-ACAAD3は12Vラインが420Wあるので、某電源より総出力は少なくても実質的な性能はそれ以上となります。また、ANTECの550W、TP-550APは12Vラインが540Wあるので、CPUやビデオカードに消費電力の大きいモデルを使用するのであれば、某電源より総出力は少なくてもTP-550APの方が有利です。
当店ではできるだけ出力特性の高いモデルを取り扱っています。
電源変換効率は、消費電力に直結します。消費電力以外にも、低発熱・高寿命(熱による劣化が少ない)というメリットがあります。一番は80PLUS認証で、80PLUSは電源に対する負荷率が20%〜100%のときに80%以上の電源変換効率という厳しい基準をクリアしないと認められません。
ワット数について
ワット数は標準構成であれば総出力が350Wもあれば十分です。
標準構成の消費電力実数値はアイドル 40W前後、高負荷 100W前後です(i3 2100〜i7 2700Kモデル)。必要電力のほとんどを占める12Vラインは電源負荷率を70%以下に想定すると高負荷100W÷0.7=142.8W必要です。標準搭載電源の12Vラインは420Wと高出力モデルなので、各種増設も余裕です。
電源の変換効率は50%前後の負荷率がもっとも良いとされておりますが(12Vライン420Wなら210W)、80PLUS認証の電源なのでアイドル時の低負荷状態でも効率に優れています。
ただ、ビデオカードは消費電力が高いので、ビデオカードを増設する際は電源もさらに上の出力モデルに変更することをオススメします。CPU内蔵グラフィックスであれば300〜350Wで十分ですね。
当店選択肢の電源
電源の選択には非常に悩みました。新CPUであるSandyBridgeにはグラフィックス機能が内蔵されており、3Dゲームなど高負荷を掛けない用途であれば省電力がトレンドとなっています。
しかし、電源は逆に高出力を求める傾向にあり、300〜500Wの低出力モデルは生産終了が相次ぎ選択肢が少ない状態です。おそらくではありますが、価格競争が激しくなってきているので単価の取れない低出力モデルは切り捨てられている状態だと思います。
コストと品質のバランスのとれた650W CMPSU-650TXV2JPを標準構成にしようかとも思いましたが、650Wではあまりにもレンジが違います。電源は50%の負荷率が一番効率が良く、80PLUSの基準も20%からとなっています。650Wでは高負荷時でも20%に届くかどうか、アイドルだと10%にも届きません。
400Wでオール日本製105℃コンデンサの玄人志向 KRPW-J400Wにしようかとも思いましたが、メーカー保証期間が1年と3〜5年保証が増えてきている電源としてはあまりにも短かすぎます。
悩みに悩んだ結果、標準電源にはCOOLER MASTERの450W電源、RS450-ACAAD3を採用しました。コンデンサは不明なものの、メーカー5年間保証が付いており、80PLUS BRONZE認証、12Vラインも420Wと標準以上の高出力を誇ります。
W数、価格、80PLUS BRONZE認証、メーカー5年保証とトータルバランスではベストバイに近いと思います。
その他オススメの電源は、CORSAIRとANTEC TPシリーズです。
両方ともにリターンレートの低い高品質メーカーとして有名で、メーカー保証も5年間となっています。
ただし、CORSAIRのTXシリーズはV2になってからファンの騒音がうるさくなりました。騒音を気にされるようならCOOLER MASTERかAntecがオススメです。
CORSAIRでもHXやAXシリーズは静かです。
ちなみに650W電源でも常に650W使用するわけではなく、必要電力+α(電源変換効率など)を使用しています。なので、容量の大きな電源を搭載しても消費電力はさほど変わりません。
消費電力は気にせず十分な容量の電源を選択しましょう。
オススメは・・・
CPU内蔵グラフィックス〜GT430クラス:450W RS450-ACAAD3
ビデオカードGT550クラスまで:550W RS550-ACAAD3 TP-550
それ以上:650〜750W RS650-ACAAD3 RS750-ACAAD3:TP-650〜750:CMPSU-750HXJP CMPSU-750AXJP
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CPUの選び方
CPUはちょっと背伸びしたグレードを選択しよう
CPUはパソコンの処理速度に直結しているため、ちょっと背伸びしたグレートのCPUを選択することがポイントになります。今ならIntel Core i5 2320/2500がオススメです。
コストパフォーマンスを重視するならCore i3 2100 3.1GHzでも十分ですが、こちらはデュアルコアとなっており、クアッドコアと比べるとあらゆる面で不利となるため、価格差を考えるとi5 2320にされた方が良いと思います。
また、高い性能のものを選択した方が不満や後悔が少なく、結果的に長持ちします。ただ、i7 2600はi5 2500とクロック差はほとんどなく、Hyper Threadingの差と言って良いぐらいなので性能と価格差を考えると微妙ですね。
オーバークロックに対応したK付きのCPUはオーバークロックがメーカー保証外となるため、当店では基本的には取り扱っていないのですが、i7 2700Kは定格最高クロックモデルになるので標準取り扱いに加えています。
ただし、オーバークロックでの使用は保証外になりますのでご注意下さい。
6コアCPUのSandy Bridge世代も発売となりました。i7 3930Kは以前の6コアCPU i7 980Xとそれほど変わらない価格帯での投入となりましたが、発熱やコストパフォーマンスを考えるとi5 2500の方がオススメです。 性能的には3000系は2000系の上位版となるので、発熱や予算を気にされないようでしたらi7 3930Kもオススメです。
i7 3930Kはメモリーの4チャンネルにも対応しているので、メモリーを多く積みたい方にもオススメです。
コア数について
IntelのCore i3はデュアルコアとなっています。クアッドコアはi5 2320からです。
これからの時代はクアッドコア以上が主流です。コア数は今後も増えていく見込みで、IntelからハイエンドCPU、6コアのCore i7 3930K〜3960Xも発売されています。
ソケットとチップセットの違い
CPUで一番ややこしいのがソケットとチップセットの問題です。ソケットとはその名の通りCPUを取り付けるソケットのことで、CPUのグレードによって形状が違います。CPUとマザーの形状が違うと、当然ながら物理的に取り付けることができません。
Core i3 2100〜i7 2700K−LGA1155
Core i7 3930K〜3960X−LGA2011
AMD FX−AM3
また、チップセットによって制限もあります。現在Core i3〜i7 2700KまではLGA1155というソケットですが、オーバークロックやSSDとHDDをハイブリッドにするIntel Smart Response TechnlogyはZ68系でないと使えません。
ただ、両方ともに微妙な機能なので、それほど意識はされなくても良いと思います。
また、オーバークロックはメーカー保証外なので、当店では定格最高クロックとなるi7 2700K以外のK付きCPUは基本的に取り扱っておりません(別途ご注文は可能です)。
性能比較
i3 2100〜2125とi5 2320〜i7 2700Kの違いは、コア数とHyper Threading対応の有無です。i3 2100〜2125は2コアでHyper Threading対応、i5 2300〜i7 2700Kは4コアで、2600と2700KのみHyper Threadingに対応しています。
Hyper Threadingとは仮想化技術のことで、1コアを2コアとして認識させます。とはいえHyper Threadingの性能は1コアの倍とまではいきません。ソフト側がHyper Threadingに対応していれば差は大きくなりますが、通常だと10〜20%UPぐらいです。

4コアHyper Threading対応の疑似8コアのタスクマネージャーでの表示は圧巻ですね。
i5 2500とi7 2700Kではクロック差はそれほどないので、性能差はHyper Threadingの差と思って問題ありません。i7 2700KのHyper Threadingを無効にするとほとんど差はないですね。
コストパフォーマンスを考えるとi5 2500の方がオススメです。
2種類のi7 (2000系Sandy Bridgeと3000系Sandy Bridge-E)
Core i7の中でも3000系は別物となっており、メモリーの4チャンネル対応等、2000系よりも贅沢な仕様となっています。性能もそれだけパワーアップされているので、現時点での最速となるとi7 3000系がオススメです。
ただし、消費電力と発熱も高いのでご注意下さい。性能、消費電力、発熱のバランスに優れているのは2000系だと思います。
AMDの8コアCPUは8150でもi7 2600に負けてしまいます。i5 2320と比べてもマルチスレッド関連では勝てるといった状態なので、残念ながら現時点ではAMDは厳しい情勢です。
最後は予算
あとは予算との兼ね合いです。コスト重視ならi3 2100、高くなるけどクアッドコアならi5 2320/2500 or i7 2600、とにかく最速ならi7 3960X、価格と6コアが魅力のi7 3630Kといったところです。
新CPU
2012年前半にはIvy Bridgeと呼ばれるCPUも控えています。こちらは現行の2000系 LGA1155とソケットの互換性が有り、CPUの性能は4〜6%の向上とほぼ変わらないものの、グラフィックス機能の強化とTDPは約20%の削減となっています。
つまり、現行よりも低発熱、低消費電力になりCPU性能はほぼ変わらず、グラフィックス機能は強化されているということになります。
グラフィック機能は強化されても3Dゲームをするには性能が足りないので、恩恵は実質低発熱低消費電力という微妙なマイナーUPデートではありますが、現行マザーボードのLGA1155が使えるというのはうれしいですね。
ただ、現行の2000系CPUも十分低発熱、低消費電力なので、待つほどではないかなと思います。
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CPUクーラーの選び方
Corei3/i5/i7(Sandy Bridge)はリテールで十分
CPUク−ラーはCorei3〜i7 2600を使用している場合、付属のリテール品でかまいません。Corei3〜i7 2600は消費電力も発熱も抑えられており、オーバークロックでもしない限りはリテール品で十分です。
参考 各CPUのTDP
i3 2100〜2125−65W
i5 2320〜i7 2700K−95W
i7 3930K〜3960X−130W
夏場など常時30℃を超えるような環境下であればi5 2320〜〜i7 2700KにはCPUクーラーを別途付けても良いと思います。Hyper TX3のような中型なものでもリテールと比較すると5℃ぐらい下がります。
3000系(Sandy Bridge-E)は別
i7 3000系はTDP130Wと大きく、消費電力、発熱ともに高くなっているので、当店では大型のCPUクーラー搭載を標準としております。
FXは微妙
FXは微妙ですね。TDPは125Wと高いですが、リテールクーラーの性能と回転数がそれなりに高いのでリテールで十分ではあります。ただ、回転数が高回転型なだけにうるさいです(笑。ある程度静かさを求められるのであれば別途CPUクーラーを求められた方が良いと思います。
大型クーラーのご注文は一度ご相談を

リテールクーラー(左)と大型クーラーGH-PSU23-PB(右)の大きさ比較
大型のCPUクーラーはマザーボードやケースと物理的に干渉して取り付けられない場合もありますので、選択肢にないクーラーは一度当店へご相談下さい。
大型のCPUクーラーはホント大きいです(笑。
実物見て驚く方も多いので、サイズには十分注意してください。中型のものでしたら干渉の問題はなく、当店ではHyper TX3/侍ダブルゼットをオススメしております。以前はKABUTOを取り扱っていたのですが、KABUTOは配達時の振動により自重で曲がってしまうというトラブルが2回発生しましたので、取り扱いを中止しました。
侍ダブルゼットはもう少し小型なトップフロータイプのCPUクーラーになっています。もう少し大きいものだと、TRINITY/風神鍛がオススメです。水冷のKUHLER-H2O-620やKUHLER-H2O-920も取り付け部は小型なので干渉の心配は少ないですね。
サイドフローとトップフロー
CPUクーラーの形状には大きく分けて2種類あります。Hyper TX3やTRINITY、FENRIR EVOといった横から風を送るタイプと、侍ダブルゼットや風神鍛のように上から風を送るタイプです。
横から風を送るタイプをサイドフロー、上から送るタイプをトップフローと呼びます。CPUだけでなく、マザーボード周辺まで冷える傾向にあるのはトップフロータイプですが、こちらはケースのサイドパネルにパッシブダクト(横穴)がないと上手く冷えません。
パッシブダクトのない静音タイプのケースにはサイドフロータイプがオススメです。
水冷と空冷
外気温にもよると思うのですが、アイドル時は空冷の方が冷えています。負荷を掛けた高温時では逆に水冷の方が粘りがあり、温度が上がりません。
冷却性能という観点からすると水冷の方に軍配が上がると思うのですが、長期的に使うことを考えると空冷の方が無難に思います。空冷だと故障したとしてもファンぐらいなのでファンを交換してやれば済むのですが、水冷だとポンプの故障や水漏れの心配がございます。
そもそも最近人気の簡易水冷式でないタイプの水冷は、冷却液の補充やパイプの劣化点検など、メンテナンスが必須なシステムです。KUHLER-H2O-620などの簡易水冷式は冷却液の補充が必要ないようになっているのですが、メーカー保証期間は3年間となっており、まだ出始めて間もないということもあり4〜5年のロードテストは十分でない状態だと思います。
パイプも非透明式なので、液が循環しているか(ポンプが作動しているか)どうかの確認も簡単にはできません。
簡易水冷のKUHLER-H2O-620とKUHLER-H2O-920の比較では静音性と冷却性のどちらを重視するかによって評価が変わってきます。静音性を重視するならKUHLER-H2O-620、冷却性を重視するならKUHLER-H2O-920がオススメです。
KUHLER-H2O-920はラジエターの厚みが増し、ファンも2つと冷却性能は高くなるのですが、その分静音性は損なわれます。ファンを1つにすれば静音性も保たれるので、KUHLER-H2O-920を使用してあえてファンは1つにするという選択肢も有りだと思います。
注意事項
オーバークロックは当店では保証対象外となりますのでご注意ください。
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メモリーの選び方
メモリーの役割
メモリーは情報の一時保管場所です。CPUで処理をされた結果をメモリーに保管し、さらに参照などしています。そのため、CPUがいくら高性能でも、メモリーの容量が少ないと情報を保管することができず、処理速度が遅れがちになってしまいます。
具体的な容量は、Windows7だと2GB以上がオススメです。
Windows7はWindows SuperFetch という機能が搭載されており、通常の状態でもメモリーを多く活用しています。使用頻度の高いプログラムをメモリーの空き領域に事前に記憶させる機能です。
最近ではソフト側が大きな容量を要求することもあり、また64bitOSの普及等も手伝い、8GB以上積まれる方も増えていますが、32bitOSでは4GB(3.2GB前後)までしか認識できないのでご注意下さい。
転送速度とCASレイテンシ(CL)
メモリーは転送速度の違いで規格があり、今主流のDDR3-SDRAMは1066・1333・1600〜と分かれています。数字が大きいほど高性能ですが、マザーボードにより対応の転送速度が異なってきます。M-ATXだと1333までの対応が一般的ですね。
また、メモリーは非常にシビアなパーツで、転送速度が上がれば上がるほどエラー率が上がります。1600から上のモデルが該当するのですが、そもそも1600定格動作のチップというものは無く、チップを選別して1600でも動くチップを搭載しています。
選別されてはいるものの、エラーの起こる可能性は1333と比べて高いです。当店では毎回メモリーテスト実施しているのですが、某エントリークラスの1600メモリーはほぼ全滅に近いエラー率でした。
また、CPUのメモリーコントローラーが対応しているのは2000系で1333まで、3000系で1600までとなっています。安定を求めるなら1333までがオススメです。
転送速度の他に、CASレイテンシ(CL)というものがあります。これは遅延時間の目安で、数字が小さいほど遅延時間が少なく、動作速度が速いということになります。
DDR3-1333だとCL9が一般的ですが、1066になるとCL7になります。動作クロックが下がることで余裕が生まれ、遅延時間を短くすることが可能です。
メモリーの品質
メモリーの品質は動作の安定に繋がるので、ノーブランドは避けましょう。突然のブルースクリーンや、起動が出来なくなったりとトラブルが発生する原因になります。当店では以前はエントリークラスのブランドメモリーを使用していたのですが、エラー率が非常に高い時期があったのでハイブランドであるKingstonのメモリーに変更しました(エントリークラスのメモリーのその後のエラー率は使用していないのでわかりません)。
メモリーの選定に当たってエントリー〜ハイブランドのメモリーをいくつか試したのですが、結局Kingstonに落ち着きました。エラー率が他のブランドとは確実に違います。
参考
Kingston製品が信頼に足りるこれだけの理由
これまで約2年ほどKingstonを使用してきたのですが、通常はKingston表記のチップではあるものの、なかにはエルピーダ、ハイニクス、マイクロンのチップが使用されていたことが有ります。どれもこれも一流どころで、通常だと別料金で高価になるようなブランドチップです。
エントリークラスのメモリーだとまず使われることのないブランドチップですね。それでいて価格の変化はありません。やはりKingstonのメモリーはエントリークラスとは明らかに違うと思います。
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HDD(ハードディスク)の選び方
HDDの容量は年々増加傾向
HDDは情報の記録場所で、容量は年々増加傾向にあります。本来であれば動画など大きなファイルを扱わなければ120GBもあれば十分なんですが、流通量や生産効率等の問題で容量の大きいHDDとの価格差がほとんどない傾向にあり、現在では500GB以下はほとんど差額がない状態となっています。
取り扱うファイルもTV録画やDVD、ネットの高速化などによる動画サイトの台頭など、年々大きくなる一方なので大きめの容量を選択されていた方が良いと思います。容量の大きさが性能等に影響を与えるのであれば問題ですが、むしろ容量が大きい方が性能が高い傾向にあり、この点でも心配はありません。
また、大きなファイルを扱うのであれば極力大きいものを選びましょう。通常500GBもあれば問題ないのですが、場合によっては1TB〜2TBや、2台目を購入することもオススメです。
HDDの性能指数
性能的には回転数とディスク容量、キャッシュに注目です。HDDは内部でプラッタと呼ばれるディスクが回転しています。この回転数が速ければ速いほど、読み書きが速くなります。
プラッタの容量は、大きければ大きいほど読み書きが速くなり、枚数が少なければ少ないほど消費電力や発熱も抑えられます。キャッシュも大きければ大きいほど良く、500GB以上では16MBが主流です。
当店取り扱いのHDDはWestern Digital・Hitachiで、極力プラッタの大きいモデルを提示しています。
Seagateは以前ファームウェアに不具合があったためか当店では人気がなく、選択肢から外しております。取り扱いは可能なのでご相談下さい。
SSDについて
最近SSDというフラッシュメモリを使用したパーツがHDDに変わる記録媒体として注目を集めています。
SSDの特徴は、高速・耐衝撃・耐温度・省電力・低発熱・低騒音となっており、そのすべてでHDDを上回っています。
ただし欠点もあり、長時間のデータ保存には適していないのと、データの書き込み回数に上限があります。
SSDは電子を格納・放出することでデータの書き込み・消去を行っているのですが、長時間(3〜5年)放置しておくと自然放電により電子が抜け、データ化けを起こしてしまいます。
これを防ぐにはデータの再書き込みを行い、電子を再格納する必要があるのですが、電子を格納する扉が格納・放出のたびに劣化していき、自然放電が起こりやすくなってしまいます。
扉が劣化すると電子を格納することができず、データの書き込みができなくなります。
これが書き込み回数の上限で、一般的にMLCで3000〜1万回、SLCで5〜10万回と言われています。
しかし、書き込みの上限に関してはウェアベアリングと呼ばれる書き込み分散化技術やキャッシュの搭載により緩和されつつあります。現在メーカーでは毎日50GB以上の書き込みを行っても30年以上大丈夫と公表している製品もあります。
http://www.supertalent.com/datasheets/6_181.pdf
プチフリーズ問題
一部のSSDでWindowsが一瞬止まるプチフリーズが発生し、話題となりました。
これはSSDの使用上、128〜512KBぐらいのブロック単位でしか消去することができず、一部書き換えをするときでもブロックごと一旦消去して再度書き直すプロセスから発生します。
空き領域があれば一旦空き領域に書き込んで暇なときに書き直しを行えるのですが、空き領域が少なくなったりデータが断片化してブロック単位での空き領域がなくなると一旦SSDの中身を整理をする必要があり、処理待ちとなってしまいます。
これがプチフリーズなんですが、最近のSSDはキャッシュを搭載して書き換えのデータを一旦キャッシュへと避難させることでプチフリーズの問題を解決しています。
SSDを使い続けると速度が低下するのもこれが原因で、SSD用のデフラグソフトもあります。
HyperFast
Defraggler
あるいは、Windows7の機能であるTrimコマンドに対応しているSSDであれば速度の低下は軽減します。
ただ、デフラグやTrimコマンドもSSDのコントロールチップによって効果に差があります。SSDの仕組みはまだまだ分からないことが多いので、メンテナンスツールを含め常用はこれからだと思います。
SSDの不具合としては、最近ではコルセアのSSD、CSSD-F120GB3-BKのリコール問題が有名です。
OSの容量認識
500GBのHDDでもOSの表記は465GBぐらいになります。これはHDDメーカーの表記とOSの表記に誤差があるためです。HDDメーカーは1000を1単位(10進法)としているのですが、OSは1024を1単位(2進法)としております。
そのため、容量が増えれば増えるほど誤差が広がっていきます。
HDDメーカー表記(10進法)
1000b=1KB 1000KB=1MB 1000MB=1GB 1000GB=1TB
OS表記(2進法)
1024B=1KB 1024KB=1MB 1024MB=1GB 1024GB=1TB
分かり難いのでOS表記(2進法)に統一して欲しいところではありますが、HDDメーカーは10進法での表記となっています。簡単に変換するには、HDD表記を1.024で3回割ります。
例
500GB(HDD表記)=500GB/1.024/1.024/1.024=465.6612・・・=465GB(OS表記)
1TB(HDD表記)=1000GB/1.024/1.024/1.024=931.3225・・・=931GB(OS表記)
当店でパーティションを区切る時は、OS表記を元にしております。そのため、500GBのCドライブを100GBとした場合、残りのDドライブは約365GB表記になります(465GB-100GB=365GB)。
HDDとRAID0とSSD
単純に読み込み速度だけならSSDとなります。書き込みや容量を考えるとRAID0でしょうか。安定性についてはSSDとRAID0は似たようなものだと思います。
安定性重視で極力早くなら10000rpmのVelociRaptorというHDDもあります。
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マザーボードの選び方
マザーボードによって機能が決まる
マザーボードはパソコンの機能を決めるパーツです。USB・SATA・IDE・メモリーやPCIスロットの数など、マザーボードの仕様により使用・搭載可能な機能が決められます。
選択のポイントは、IDE・IEEE1394コネクタの有無、メモリーとPCIスロットの数、USB3.0とSATA6Gb/s、グラフィックス機能やオーバークロック、Intel Smart Response Technlogy機能の有無、ビデオカードの2枚挿しです。
IDEコネクタはIDE接続のHDDを持っているときに必要です。旧式のパソコンはIDE接続のHDDが多いので、以前使われていたパソコンから新しいパソコンへHDDを移すのであれば、IDEコネクタの有無は注意しておきましょう。
IEEE1394コネクタもマザーによっては無かったりするので、使用される場合は確認をお願いします。
メモリーのスロット数は8GBまでならそれほど気にする必要はありません。2スロットでも4GBを2枚使用すれば8GBになります。注意が必要なのはそれ以上必要なときですね。
通常のATXマザーなら4スロットはあるので16GBなら問題ないですが、32GB8スロットとなるとCorei7 3000系のマザーでないといけません。
グラフィックス機能とビデオカードの2枚挿し
グラフィックス機能の有無はCPUによって異なります。i7 3930K〜i7 3960Xにはグラフィックス機能は内蔵されていないので、ビデオカードが必須となります。
ビデオカードの2枚挿しは×16動作での対応はX79チップセットしか対応しておりません。Z68は×8動作となり、H67は2枚挿しに対応しておりません。ビデオカードの2枚挿しが必要なら選択肢は必然的にX79=i7 3000系のCPUとなります。
参考(マザーボードによっても変わってきます)
H67ブロック図
http://www.intel.com/Assets/Image/diagram/h67_block_diagram.gif
Z68ブロック図
http://www.intel.com/Assets/image/diagram/Z68-Block-Diagram.gif
X79ブロック図
http://www.intel.com/content/dam/staging/image/Products/x79-blockdiagram-800x696.png
i3〜i7 2700K 2種類のチップセット
i3〜i7 2700Kには2種類のチップセットが有り、H67とZ68チップセットとなっています。主な違いはオーバークロックやIntel Smart Response Technlogy機能の有無、ビデオカードの2枚挿しへの対応です。
オーバークロックやIntel Smart Response Technlogy機能、ビデオカードの2枚挿しが必要ならZ68チップセットになります。ただし、前述のようにビデオカードの2枚挿しは×8での動作となります(通常は×16)。
オーバークロックにはCPUも対応している必要があります。ただ、オーバークロックはメーカー保証外となるため、当店では基本的にオーバークロックに対応したK付きのCPUは定格最高クロックとなるi7 2700K以外は取り扱いしておりません(別途ご注文は可能です)。
Intel Smart Response TechnlogyはSSDとHDDをハイブリッドにし、HDDの速度を高める機能ですが、SSD単体と比べると速度は落ちるようになります。
20GBのSSDを専用に取り付けて使用するなら別ですが、120GBぐらいのSSDを付けるならSSD単体にOSやプログラムを入れた方が良いと思います。
Intel Smart Response TechnlogyはSSDとHDDを特殊なRAID構成(SSDをキャッシュに使う)にするものなので、不具合も報告されています。どうせならHDD2台のRAID0の方が魅力的な気がします。
Intel Smart Response Technlogyを使用される場合は最初にRAID設定にしてOSを入れる必要がありますので、必要な場合はご指定下さい。
両方の機能ともに微妙なので、H67チップセットでも十分ではあるのですが、耐久性に影響を与える電源フェーズ回りはメーカーのラインナップ的にZ68チップセットの方が充実しております。
ASUS
Z68 P8Z68 DELUXE 16フェーズ
Z68 P8Z68-V PRO 16フェーズ
Z68 P8Z68-V 16フェーズ
Z68 P8Z68-V LE 6フェーズ
H67 P8H67-V 6フェーズ
GIGABYTE
Z68 GA-Z68XP-UD4/G3 16フェーズ
Z68 GA-Z68XP-UD3R/G3 8フェーズ
Z68 GA-Z68X-UD3H-B3/G3 4フェーズ
Z68 GA-Z68A-D3H-B3/G3 4フェーズ
USB3.0とSATA6Gb/sの問題も解消
最後にUSB3.0とSATA6Gb/sですが、55/57系チップセットの帯域の制限がボトルネックとなり速度が出ない問題はi5 2300〜i7 2700K向けのH67/Z68チップセットでは解消されました。
H67/Z68チップセットでは標準でSATA6Gb/sに対応し、PCI-E2.0の帯域も2.5Gbpsから5Gbpsに改善されたのでSATA6Gb/sもUSB3.0も問題なく速度が出るようになっています。
X79系のマザーボードも帯域に余裕があるのでUSB3.0もSATA6GB/sも問題なく使用できます。
オススメは・・・
とにかく安く ASUS H67 P8H67-V
電源フェーズの充実 Z68 P8Z68-V
GIGABYTEならGA-Z68XP-UD3R以上がオススメです。
耐久性もあるので、少し上のランクのマザーボードを使いたいですね。
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ビデオカードの選び方
ビデオカードは画像を表示するのに必要なパーツです。ビデオカードは種類が多く、選択のポイントがいくつもあるので、一つずつ考えていきましょう。
CPU内蔵かビデオカード
まずは、CPU内蔵かビデオカードかの問題です。
Windows7ではウィンドの描画などをグラフィックチップで処理しているため、チップに掛かる負担が大きいのですが、Core i シリーズ内蔵のグラフィックス機能であれば問題ありません。
最近普及してきたブルーレイの高画質動画も、動画再生支援機能があるので問題なく再生することが可能です。用途が2Dや動画再生ぐらいであれば、CPU内蔵でも十分となります。
そもそも2D表示に関してはビデオカードを使ってもCPU内蔵グラフィックスと大差ありません。
ビデオカードは3Dゲームや3Dグラフィックス関係を扱うようであれば必須となります。
特に最近ではネットの高速化や家庭用ゲーム機の高性能化等によりパソコンでのゲームが身近なものとなり、コアなものだけではなく、DSやWiiのような幅広い層が楽しめるようなゲーム、ゲーム要素を取り入れた学習ソフトなんかも出てきたりしており、3Dゲームが身近なものとなってきております。
そういった意味ではビデオカードを搭載しておいた方が安心かも知れません。そして、ここで問題となってくるのがビデオカードのチップとメモリーの容量です。
チップメーカーの選択
まずチップなんですが、チップメーカーはNVIDIAとATIが凌ぎを削っています。
一般的に、「発色のATI、ゲームのNVIDIA」と言われているのですが、今現在性能で選ぶのであればATI、安定性ではNVIDIAに軍配が上がると思います。
ATIは昔からドライバ周りにクセがあり、「ベンチのATI」とベンチマークでは良い結果を出すものの実際の動作ではそこまでパフォーマンスを発揮できない状態を揶揄されることもありました。
最近では大分良くなってきたとはいえ、それでもドライバ関係に苦労することがあります。
ただ、NVIDIAはFF14のベンチマークで同クラスのATIに大きく及ばず、性能面で疑問が残ります。ATIはメモリにGDDR4やGDDR5といった高速仕様の規格を逸早く採用したり、性能面ではATIが少し先に進んでいるような印象です。
性能と発色のATIを選ぶか、安定性のNVIDIAを選ぶかは好みで良いと思います。
必要な性能
次に必要な性能ですが、ライトな3DゲームまでならGT430〜550、本格的に3Dゲームを楽しむならGTX560/HD6850クラス以上となります。
特に最新ゲームはGTX560/HD6850クラス以上が標準となってきており、3Dゲームを楽しむようであれば先を見てGTX560/HD6850クラス以上としておいた方が無難だと思います。
NVIDIA vs ATI
GTX570はHD6970とHD6950の間ぐらいの性能となっています。GTX560とHD6870ではほぼ互角。消費電力や発熱関係はATIの方が優れている印象ですが、性能はNVIDIAが追いついてきたと思います。
メモリーの容量
次にメモリーの容量ですが、2Dだとメモリの必要容量は解像度×4(32ビット=4バイト)となるので1920×1080でも7.9MB(1920×1080×4(B)÷1024(KB)÷1024(MB)=7.9MB)となるのですが、3Dだとデータ量が一気に増え256MBでも足らなくなるケースが出てきます。
大体の目安としては、1280×1024で256MB、1680×1050で512MB、それ以上の解像度だと1GBですね。
最近はメモリーの単価が安くなってきたせいか、1GB搭載されているモデルが多いです。
CADやAdobe製品に特化したQuadro
一般的なビデオカードであるGeForceやRADEONは3Dゲームに適しており、CADやAdobe製品のような3Dグラフィックスには専用のQuadroというビデオカードがあります。
ただ、GeForceやRADEONがCADやAdobe製品に向いていないように、Quadroは3Dゲームには向いていません。向き不向きがありますので、用途によって選択しましょう。
大きさにも注意
最後に、基盤のサイズに気を付けましょう。
ハイエンドなビデオカードはサイズが270mmを超えるものもあり、ケースによっては入らない場合が出てきます。 フルサイズビデオカードを搭載する時は、奥行きの長いケースを選択するようにしましょう。
当店取り扱いメーカーの特徴ですが、MSIはオーバークロックと冷却性能、ELZAは静音と小サイズ、SAPPHIREはATI専門による信頼性となっております。
静音性に関してはMSIのTwin Frozrというクーラー搭載モデルがオススメで、アイドル時は非常に静かです。 さすがに高負荷時はうるさくなりますが、これはもうしょうがないですね。
ビデオカードは発熱が高く、搭載しているファンの径が小さいので、どうしても高負荷時は音がうるさくなってしまいます。
オススメは・・・
動画有り/ゲームなし CPU内蔵グラフィックス
動画+ライトゲーム GT430〜550
動画+コアゲーム GTX560・HD6850クラス以上
Twin Frozr搭載モデル
NVIDIA
GTX560-Ti N560GTX-Ti HAWK
GTX560-Ti N560GTX-Ti Twin FrozrII OC
GTX560 N560GTX Twin Frozr II OC
ATI
HD6970 R6970 Lightning
HD6950 R6950 Twin FrozrII OC
HD6870 R6870 HAWK
HD6770 R6770 Twin Frozr II OC
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光学ドライブの選び方
ドライブは選択肢が少ないです。今だとDVD±RW・DL±Rに対応したマルチドライブか、Blu-rayになると思います。
最近ようやくBlu-rayも普及しはじめてきており、将来的にはメインストリームになるとは思うのですが、まだまだドライブやディスクの価格が高いと思うので、この辺は用途や予算に応じてで良いと思います。
とりあえずDVDマルチドライブでBlu-Rayはもっと普及&価格が安くなってから外付けでも良いですね。
細かな読み書きの品質はドライブメーカーによって違うようですが、特に気にすることもないと思います。
ただ、静音なら断然DVR-S17Jですね。価格は高いですが、その分静かな仕上がりになっています。
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